技術情報

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開発者コラム

図研エルミックのエンジニアが開発にまつわるコラムを書いています。


 

2009年 news68号

2009/12/01

Androidって?

製品開発二部一課 S.T

組込みLinuxに深くハマり過ぎているソフトウェアエンジニアとして、今話題のAndroidについて一言。

組込みソフトウェア業界のオペレーティングシステムとしてシェアを拡大している「Linux」ですが、それに拍車をかけるように米グーグル社 から無償で提供されたのが「Android」というLinuxプラットフォームです。

その内容は、オペレーティングシステムには「Linux」を採用し、グラフィカルユーザインタフェースには、グーグル社が独自に構築した仮想マシンである「Dalvik VM」によるJAVA環境で動作するアプリケーションフレームワークが採用されています。

提供当初は、携帯電話などの携帯端末を主なターゲットとしていましたが、最近では「Android」を携帯電話以外の、組込み機器にも普及しようという動きがあり、今では書籍等が販売されるなど注目度は大きいです。

また、「OSEF(Open Embedded Software Foundation)」という団体からは、今年組込み機器向けプラットフォームが提供され、現状OESFに加入している大手企業が次々と近い将来「Android」製品をリリースすると思われます。

「Android」を組込み機器へ実装した経験を持つエンジニアとして、その印象的に強く衝撃を受けたのはグラフィカルユーザインタフェースとアプリケーション開発環境です。

これまでのLinux業界では、グラフィカルユーザインタフェースといえば「X Window System」でした。私も実装経験はありますが、アプリケーション開発ではある程度の知識があれば可能ですが、実装となるとかなり厄介なもので大いにカスタマイズに励んだ記憶が蘇ります。

その点、「Android」はというと、実装環境時には既にグラフィカルユーザインタフェースが動作できる状態にあり、尚且つ、とても奇麗でその操作性も直観的に分りやすいではありませんか!

おまけにアプリケーション開発環境として「Eclipse」という今では有名な統合開発環境まで提供されているのですから、驚きです。

今の時代、携帯電話や情報家電やらで組込み業界が注目を集めており、この「Android」という注目される技術をターゲットとして、専門部署を立ち上げる企業もでてきている中、ソフトウェアエンジニアとしてこの技術をものにできるよう意欲を掻き立てられる、今日この頃であります。

ご拝読ありがとうございました。

 
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