技術情報

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開発者コラム

図研エルミックのエンジニアが開発にまつわるコラムを書いています。


 

2011年 news75号

2011/02/01

「残り2%」

LW開発部 開発2課 A.W

枯渇が近づいているということは以前から言われておりましたが、 本コラムを書いている現在【1/21(金)】、IPv4未割当アドレスプールが 残り2%となりました。

IPv4アドレスの枯渇状況を予測しているサイト「IPv4 Address Report」 によると、後9日程度で未割当のアドレスプールはなくなると予測されて います。 (そのため本コラムが配信される頃には、未割当プールはなくなっている と思われます)

未割当アドレスプールがなくなることで、IPv4アドレスが即座に利用 できなくなるということにはなりませんが、未割当アドレスプールが ゼロに近づいていくことでIPv4アドレスのみでは増え続けるネットワーク 機器へのIPアドレスの割り当てが難しいことは想像に難くありません。

現実的には、IPv4アドレス節約のために使われているNAPT等の技術が 用いられて対応されていくとは思われますが、未割当アドレスプールが 枯渇した場合は限界があるため、これを契機にIPv4方式からIPv6方式へ の移行や、設備の対応が今よりも進んでいくと思われます。

しかし膨大なアドレス空間を持つ移行先であるIPv6方式も欠点がない訳ではなく、 IPv4方式との直接の互換性がないことや、IPv4方式に比べると運用等の面で 実績が少ないという欠点があるという事が言われています。

ただ長い目で見た場合、それらの欠点も運用面の実績が蓄積されることで 払拭されますし、何よりもこれからも増えていくネットワーク接続機器に 対応していくためにもIPアドレスは必要となり、そのためにIPv6方式に 対応していくことが必要であるのは、時代の流れであると思われます。

個人的には、今が未割当アドレス枯渇の節目の時期であり、自分がそのような 時期に居合わせているということに感懐を覚えるとともに、 将来、IPv4アドレスが完全になくなってIPv6アドレスだけになった時に 「昔はIPアドレスの形式が違ったなぁ…」 というようなことをふと考えたりするのかなと思うと、不思議な感じがします。

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

 
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