よくあるご質問

ELX-ITRON について


ELX-ITRON



ELX-ITRONシリーズには、どのような特長がありますか?
他のITRON仕様OSとはどのような点で異なるのですか?

ELX-ITRONシリーズには以下のような特長があります。

  • システムコールの実行にソフトウェア割り込みを使用しないため、オーバヘッドが小さくなっています。
  • 各オブジェクト(タスクやイベントフラグなど)に対し、可変長の名称を付けることができます。
  • 排他制御を行うためのミューテックス機能を追加しています。
  • 入出力(ハードウェアへのアクセス)は、入出力ドライバで行います。特に、割込み処理を入出力ドライバで行うことで応答速度を速めています。
  • システムコールのパラメータ・チェックの有無を指定することができます。システムコールのパラメータチェックとした場合、10%程、システムコールのオーバヘッドの削減ができます。
  • 各オブジェクトの状態を参照できるシステムタスク(CCT)を提供します。このCCTにより、タスクやイベントフラグの状態などをリアルタイムで参照することができます。
  • CCTには、タスクの起動や停止など、単体デバックするための機能もあります。

↑ ページTOPへ


ITRONの準拠レベルは何ですか?

µITRON 3.0のSレベルに準拠しています。ITRONの規格でのインプリメント依存部の情報(パケット中の情報)はありません。

↑ ページTOPへ


ELX-ITRON、ELX-neo、Hyper ITRONの違いは何ですか?

ELX-ITRONは、当社が開発したμITRON仕様準拠のリアルタイムOSで、ELX-neoとHyper ITRONはELX-ITRONの上位バージョンです。ELX-neoとHyper ITRONにはそれぞれ以下のような特長があります。

  • ELX-neo
    「ソフトウェアグループ管理」を搭載しています。この「ソフトウェアグループ管理」は、ソフトウェアの部品化を容易にする機能です。また、この機能により、オブジェクトへの不正なアクセスを防止することができ、システムの信頼性を向上させることができます。
  • Hyper ITRON
    上記の「ソフトウェアグループ管理」に加え、メモリ保護機能を搭載しています。メモリ保護機能を利用することで、プログラムの不正なメモリアクセスを防止することができます。開発/試験中は、メモリ保護機能を利用し、実運用で機能を外すということが可能です。メモリ保護ではMMUを利用します。MMUを利用しますが、物理アドレスと論理アドレスを1対1対応としているので、ICEによるデバッグが可能になっています。

↑ ページTOPへ


CCTについて教えてください。

CCT(Console Communication Task)は、ターゲットハードウェアのシリアルインタフェースで通信するタスクです。ターゲットハードウェアとWindowsのターミナルソフトとをシリアル通信させ、CCTのコマンドを指定します。コマンドには、システム状態の参照や、タスクの起動・停止を行わせるものがあります。システムに障害が発生した場合には、その時点のシステム状態を参照することで、原因の追究が容易に行えます。また、システム稼動中に、メンテナンスを行うタスクを起動するといったこともできます。

↑ ページTOPへ


「ソフトウェアグループ管理」について教えてください。

システムが持つ機能ごとにグループを構成し、各グループにタスクやメールボックス、メモリボックスなどのカーネルオブジェクトを所属させます。ソフトウェアグループ管理は、カーネルオブジェクトをグループごとにローカルで管理することにより、カーネルオブジェクトに割付けるID番号の管理を容易にするものです。従来はカーネルオブジェクトが増減する度にID番号の割付けを行います。ID番号をグループごとにローカルで管理することで、増減の際もID番号の割付けを行うのはそのグループだけであり、他のグループのID番号には影響がありません。また、グループ内のローカルで管理されるID番号を割り付けられたカーネルオブジェクトは、他のグループから指定することができないため、不正なアクセスを防止することができ、システムの信頼性を向上させることができます。

ソフトウェア機能の技術解説はこちらからご覧ください。

↑ ページTOPへ


「ソフトウェアグループ管理」を導入するメリットを教えてください。

ID番号をグループ単位にローカルで管理する仕組みなので、たとえば、ソフトウェア部品をシステムに組込む際に、メールボックスのID番号を割付けるだけでよくなります。ソフトウェアを部品として扱うことが容易になり、各種のシステムでその部品の組入れが容易になります。

ソフトウェア機能の技術解説はこちらからご覧ください。

↑ ページTOPへ


ELX-ITRONシリーズはどのようなシステムに採用されていますか?

以下のような各種システムに採用されています。

  • 有線/無線の電話機
  • OA機器
  • AV機器
  • コントローラ制御
  • 車載機器          など

↑ ページTOPへ


どのようなCPUをサポートしていますか?

現在、対応しているCPUは以下のとおりです。

  • ELX-ITRON: SH2、SH3、SH4、ARM7、ARM9、MIPS(VR41xx)
  • ELX-neo: SH4、ARM9
  • Hyper ITRON: SH3、SH4

※ その他のCPUについてはお問い合わせください。

↑ ページTOPへ


どのような開発環境に対応していますか?

SH2、SH3、SH4は、ルネサスコンパイラを使用することができます。デバッガは、ICEおよびROMエミュレータを使用することができます。ARMは、ADSで開発できます。

↑ ページTOPへ