技術情報

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開発者コラム

図研エルミックのエンジニアが開発にまつわるコラムを書いています。


 

2011年 news79号

2011/10/05

「アナログとデジタルの境界は?」

SC開発部 開発2課 M.T

組込みの世界にかかわるようになって、アナログとデジタルの境界は?
と考えさせられます。

皆さんはオシロスコープやロジックアナライザなどで波形を見て
信号を観測するということを行ったことがありますでしょうか?
こういった機器を利用すると、今までデジタルとして0と1の二値で扱って
いた信号がアナログな波形として観測することができます。

この0と1は閾値を元に切り分けられており、
閾値に達しなければ0、閾値に達したら1という扱いになります。
普段波形などを観測している方々から見れば当然と思われるかもしれませんが、
波形が落ち着かず揺れているため、0と1がパタパタと切り替わり一定に
ならない状況や電圧が足りず1とみなされない状況など、そんな曖昧な状態を
経験させられた時は、ひどく驚きました。

0と1だけで構成されているはずのデジタルな世界が、
0と1だけの世界ではないアナログなもので構成されていると認識させられます。

学生時代に学んだ自然法則の公式や定理は、理想上の気体や限定された
条件上のアナログを排除した上で定義されています。
学生時代に得た経験が組込み開発者として得られた経験の中で否定され、
アナログでもありデジタルでもあるという曖昧なもの上で生活していると感じ
させられたときには、感慨深いものを感じました。

開発者として扱っているデジタルの極み0と1の羅列も、テレビで表示させれば
画像になり、ラジオなどを通じて耳から聞こえるようになれば音楽になります。

私が扱っている開発対象はもっぱら表面に出てくることはない通信などの裏方
の仕事ですが、その上で動くアプリケーションへの大事な0と1の橋渡しになる
ものです。これからさらに技術の進歩によって0と1を使って様々なことが、
できるようになると思います。

この進歩した技術を使いこなし、新たなる「0」と「1」を作り出していけたら
素晴らしい未来が作り出せるだろうなぁと思いをはせます。


長々と駄文、お付き合いいただきありがとうございます。

 
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