技術情報

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開発者コラム

図研エルミックのエンジニアが開発にまつわるコラムを書いています。


 

2011年 news80号

2011/12/13

「システム開発プロセスと視点」

LW開発部 開発4課 S.H

12月になり、すっかり寒くなってきました。

私の周囲では、通勤中やオフィスでも風邪をひいている方が
ちらほらといらっしゃいます。
私も気を付けなければいけないな、と思っている次第です。

さて、私は現在上流工程と呼ばれる領域の作業を担当しています。
この作業領域には、システム要件定義やシステムアーキテクチャ設計
などの作業が含まれており、基本的には、いわゆるウォーターフォール
型開発プロセスを踏襲した開発プロセスに従って作業を行っています。

この開発プロセスというものは、検討対象のシステムを徐々に詳細化
するように作られています。
大まかに言うと、最初はシステムの中身は考慮せずにシステム全体を考えます。
次に、システムの中身を考え、ソフトウェアとハードウェアを切り分けます。
その次に、ソフトウェア全体を考える…といった具合です。
コーディングを行うのは、かなり詳細化が進んだ段階です。

この詳細化は、「視点を変える」ということで実現されていると考えられます。
例えば、システムを外側から見ると、システムの内側は見えないので、
システム全体をブラックボックスとして入出力に着目することになります。
これで、システムとその外部との関係やシステムの範囲が明らかになります。
今度は、システムの内側を見て、システムの内部構造や挙動などに着目する
ことになります。ここではシステムレベルの例でしたが、ソフトウェアに
対しても同じように考えます。

このように、システム開発は、その開発プロセスの流れを通してシステムの
概要から詳細までを、視点を変えながら段階を経て明らかにします。
この考え方は、開発プロセスの各フェーズにおいても適用することができ、
実際にソフトウェア開発者は担当モジュールの設計などにおいても、同じような
考えを持って作業をされているのではないでしょうか。

ただ、視点を変える場合に、変え方を間違えてしまうと目的としたものは
できあがりません。
目指すべき方向=作業の目的をしっかり理解した上で、視点を変えなければ
とんでもない方向を向いてしまうからです。
つい先日も、視点の変え方を間違えてしまい、要求されたものとは違う内容を
検討した結果、手戻りが発生してしまいました。

お客様に満足していただけるサービスを効率よく提供するためにも、
常に目的を意識して業務にあたるよう、自戒したいと思います。

 

★上記の「視点」より考えられた製品で、
ハードIP/ソフト/混在から構成を選び、コスト・性能のバランスが
最適な形でご提供ができる「マルチスタイルライブラリ」を展開しています。
第一弾>>>YAMAME JPEG XR
http://www.elwsc.co.jp/japanese/products/yamame_jpeg_xr.html

こちらもどうぞよろしくお願いします。

 

 
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