技術情報

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開発者コラム

図研エルミックのエンジニアが開発にまつわるコラムを書いています。


 

2012年 news82号

2012/4/3

「ギガビットWi-Fi」

LW開発部 開発3課 K.U

皆様、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか?
何かと忙しい期末を過ぎてホッと一息ついている方
も多いのではないでしょうか。

また、この時期は初々しい新入社員や新入生をいたる所で見る機会も多く、
私自身もそんな時代の希望に満ち溢れていた気持ちを思い出して
何か新しいことにチャレンジをしたいなという気持ちに駆られてきます。

そんな気持ちに後押しされ、タイトルの件を少しお話ししようと思います。


私は大学の研究室時代から無線通信に携ってきて
特にWi-Fiに関しては黎明期から研究や開発を行ってきました。

ただ最近は、別の仕事で遠ざかっているうちに
世の中はギガビットWi-Fiがそろそろ市場に出てくるようで、
置いて行かれたような感があります。何とかキャッチアップしようと
どういった技術が使われているのか勉強している今日この頃です。


Wi-Fiがどのくらいのスピードで進歩しているのか?について
変遷を見ていきますと、少し期間が空いていたりすることは
ありますが、近年急激な勢いで高速化が進んでいることが分かります。

【Wi-Fi変遷】(年は正確ではないかもしれません)
1997年 IEEE802.11(無印):~2Mbps
1999年 IEEE802.11b       :~11Mbps
1999年 IEEE802.11a/g     :~54Mbps
2009年 IEEE802.11n       :~600Mbps
2012年 IEEE802.11ac      :~3600Mbps(←ギガビットWi-Fi)


このように10年ちょっと前までは1.2Mbpsで繋がっていたことに喜んでいたのに
もうギガビットが現実のものとなっていることにとても感慨深いものがあります。

実際、Broadcom社はすでにサンプルチップを出しているようですし、
Apple社も今年中に製品に載るかもしれません。
(ホントにAppleは新しい通信方式を他社に先駆けて採用するので感心します)

人間の飽くなき欲求といいいますか、便利なものに対する
進歩のスピードは目を見張るものがありますし、
どこまで行けば気が済むのだろうと、少し怖い気持ちも芽生えてきます。

ここまでハイエンドなものとは言えませんが
弊社でも無線通信にも力を入れようとしています。
もし何かお困りのことがありましたら、
選択肢の一つとしてご相談いただけたら幸いです。


最後に、少しWi-Fi設定の啓蒙活動を。

2.4GHz帯Wi-Fiのチャンネルは1~11までありますが
その中で互いに干渉せずに通信できるのは"1","6","11"の3つのみです。

5チャンネル分離すというのがミソで、もしWi-Fiが遅いなぁと感じる場合は
隣の家などで使っているチャンネルと自分が使っているチャンネルを5つ以上離すと
通信速度が上がってちょっとだけ幸せになれる"かも!?"しれません。
是非、家のアクセスポイントの設定を試してみてください。

ということでこれは他人にも迷惑を掛けないことにも繋がるので
Wi-Fiのチャンネルは"1","6","11"の中から一つ選ぶようにしましょう。

 

 
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